涙、涙の2,000m級 あとがき
あなたは、下山中バスターミナルが見えてきて目が潤んだことは、ありますか?
あたなは、妻からのメールが入ってきて、思わず涙をこぼしそうになったことは、ありますか?

私は今回、2,000m級の山を登ってみようと試み、燧ケ岳を選びました。
特に選んだ理由はありませんが、最初『燧ケ岳』?なんて読むんだ?から始まり
東北では最高峰の山で、昨年尾瀬に行き、その姿を目の前にして、「いつかは登ってみたいな~」と
漠然に思い、そして今回登ったワケですが‥
正直甘く見てたなんて全くなかった‥
でも、どこかで何とかなる、最後は行けるだろうと
中途半端な決断だった‥
あたなは、妻からのメールが入ってきて、思わず涙をこぼしそうになったことは、ありますか?
私は今回、2,000m級の山を登ってみようと試み、燧ケ岳を選びました。
特に選んだ理由はありませんが、最初『燧ケ岳』?なんて読むんだ?から始まり
東北では最高峰の山で、昨年尾瀬に行き、その姿を目の前にして、「いつかは登ってみたいな~」と
漠然に思い、そして今回登ったワケですが‥
正直甘く見てたなんて全くなかった‥
でも、どこかで何とかなる、最後は行けるだろうと
中途半端な決断だった‥
15㎏のザックを背負っての2,000m級の山越えは無茶苦茶な考えだった。
何より400mもある急な雪渓をアイゼン無しで登る、命知らず‥
「山を甘く見るな!」そんな山登り諸先輩の声が聞こえてくるようだった。
山を下る時の辛さ、重いザックが肩や腰に食い込み、体は悲鳴を上げていた。
深く抉られた側溝の様な登山道、雨でぬかるんだ田んぼの様な登山道、それが繰り返し襲ってくる
スパッツを履いてないから、ズボンは泥だらけ
「くそー楽しくない登山だ、もう登山は今回で止めてやる!」と心の中で叫び
でも‥
もう一つの心は泣いている、「辛い!止めたい!」でも登った以上、降りるしかない。
やっとの思いで尾瀬ヶ原の木道に辿り着き‥
。
。
。
明けて次の日は、穏やかな天気の中、バスターミナルまで歩くだけだった
たった3キロの道のりだったけど、昨日の今日だったので疲労もピークに達している。
尾瀬ヶ原から出るとゆう事は、峠を登らないと帰れないからだ
そして‥
目の前に、建物らしい物が見えてきて‥
バスターミナル!?
昨日の辛い登山を思い出し‥
目頭が‥
良くやった自分、そして木道を歩いて来て、思った事は、自然の中で人間はなんてチッポケで無力なんだ。
私は小さな事で悩むタイプではないが、もっと悩まないようにしようとw
バスに乗って、車を置いてた駐車場にやっと着く
そこで泥だらけになった、登山靴を洗い流し、Tシャツを着替えて食堂で久しぶりのご馳走を食べる
と言っても『うどん』ですけどww
でも、コレがメチャ旨い、汁まで飲み干し、食堂のおばちゃんと少しだけ喋った後
御池のパーキングを後にする‥
ここでメールの着信音が
ずーっと携帯が圏外だったので、溜まったメールが鳴り出す。
気になるので車を脇に止めて、メールを見る
嫁からだ‥
「無事ですか?」
携帯を閉じて、再び車を走らせる
涙がこぼれそうになり、もう少しで嗚咽に近い状態になった。
今度は、家族の事を思いだす‥
母親と娘には黙って家を出た、余計な心配をさせたくない
でも嫁にだけ、今回の登山を告げた。
「一人で登山に行ってくる、場所は尾瀬、二泊の予定だ。」これだけを言い残し家を出ようとした時‥
嫁が「まめにメールしてね。」と心配そうな顔で送り出してくれたのを思い出す。
男は身勝手な生き物だとつくづく感じる、買いたいものを買って、やりたい事をやる
そんな事を許してくれる嫁に感謝したい‥
「ありがとう」
涙、涙の2,000m級 一日目
涙、涙の2,000m級 二日目
おわり
何より400mもある急な雪渓をアイゼン無しで登る、命知らず‥
「山を甘く見るな!」そんな山登り諸先輩の声が聞こえてくるようだった。
山を下る時の辛さ、重いザックが肩や腰に食い込み、体は悲鳴を上げていた。
深く抉られた側溝の様な登山道、雨でぬかるんだ田んぼの様な登山道、それが繰り返し襲ってくる
スパッツを履いてないから、ズボンは泥だらけ
「くそー楽しくない登山だ、もう登山は今回で止めてやる!」と心の中で叫び
でも‥
もう一つの心は泣いている、「辛い!止めたい!」でも登った以上、降りるしかない。
やっとの思いで尾瀬ヶ原の木道に辿り着き‥
。
。
。
明けて次の日は、穏やかな天気の中、バスターミナルまで歩くだけだった
たった3キロの道のりだったけど、昨日の今日だったので疲労もピークに達している。
尾瀬ヶ原から出るとゆう事は、峠を登らないと帰れないからだ
そして‥
目の前に、建物らしい物が見えてきて‥
バスターミナル!?
昨日の辛い登山を思い出し‥
目頭が‥
良くやった自分、そして木道を歩いて来て、思った事は、自然の中で人間はなんてチッポケで無力なんだ。
私は小さな事で悩むタイプではないが、もっと悩まないようにしようとw
バスに乗って、車を置いてた駐車場にやっと着く
そこで泥だらけになった、登山靴を洗い流し、Tシャツを着替えて食堂で久しぶりのご馳走を食べる
と言っても『うどん』ですけどww
でも、コレがメチャ旨い、汁まで飲み干し、食堂のおばちゃんと少しだけ喋った後
御池のパーキングを後にする‥
ここでメールの着信音が
ずーっと携帯が圏外だったので、溜まったメールが鳴り出す。
気になるので車を脇に止めて、メールを見る
嫁からだ‥
「無事ですか?」
携帯を閉じて、再び車を走らせる
涙がこぼれそうになり、もう少しで嗚咽に近い状態になった。
今度は、家族の事を思いだす‥
母親と娘には黙って家を出た、余計な心配をさせたくない
でも嫁にだけ、今回の登山を告げた。
「一人で登山に行ってくる、場所は尾瀬、二泊の予定だ。」これだけを言い残し家を出ようとした時‥
嫁が「まめにメールしてね。」と心配そうな顔で送り出してくれたのを思い出す。
男は身勝手な生き物だとつくづく感じる、買いたいものを買って、やりたい事をやる
そんな事を許してくれる嫁に感謝したい‥
「ありがとう」
涙、涙の2,000m級 一日目
涙、涙の2,000m級 二日目
おわり